森林部門技術士会研究例会(森林土木)のご案内 |
東日本大震災における福島第一原子力発電所事故では、放射性物質が空気中に放出され、拡散した放射性物質に対する国民の関心は高いものがあります。日本の国土の大半は森林地帯であり、森林生態系のなかで、放射性セシウムなどの放射性物質がどこにとどまり、どこに移動しているかを知っておくことは、森林に関係する技術者にとって重要です。 そのため、森林の放射性物質による汚染に関する調査を進めている森林総合研究所の担当者を招いて、森林地帯における放射性物質の動態ついて、基礎知識を深めるとともに、今後の課題について意見交換を行うことを目的として研修会を開催したいと思います。多くの技術者が参加されることを望みます。 (公・社)日本技術士会森林部会長 森林部門技術士会会長 根橋達三 主催:公益社団法人日本技術士会森林部会、森林部門技術士会 期日:平成24年6月29日(金)14:30-17:30 (受付開始14:00) 場所:日林協会館5階大会議室(東京都四ツ谷) 会費:森林部門技術士会・日本技術士会会員 無料 非会員 2,000円 参加申込:事前申し込みが必要
(研修会の専門的な事項についての問い合わせ先) TEL:0279-52-4621(山地防災研究所・櫻井) E-mail:sakurai@fcri.co.jp 次第: 1.あいさつ 公益社団法人日本技術士会森林部会長・森林部門技術士会会長 根橋達三 2.講演「森林地帯における放射性物質の動態について(仮)」 独立行政法人森林総合研究所 立地環境研究領域長 金子真司 3.質疑応答・意見交換(1時間程度) 講師略歴 金子真司(かねこ しんじ) 昭和60年3月筑波大学博士課程農学研究科修了。同年、国立林業試験場勤務。森林総合研究所立地環境研究領域室長を経て、平成21年4月森林総合研究所立地環境研究領域長。現在に至る。農学博士。 平成23年10月から平成24年4月まで、森林総合研究所放射性影響評価監併任。東京電力福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質による森林汚染の調査においては中心的な役割を務めている。 ●講演内容 1)放射性物質に関する基礎知識 2)原発事故と調査の結果(放射性物質の分布・移動状況) 3)森林における除染の方法 4)今後の課題
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